米価高騰万歳、な農水省

米の価格が高騰してから既に数ヶ月が経過している。スーパー等では「品不足のため、お一人様1品のみとなります」と張り紙が出ており、品不足になっている状況を今でも訴求し続けている。単に米だけではなく、いわゆる パックご飯 にまで影響は及んでいる。特に男性の独身者は パックご飯 のお世話になっている人は多いだろう。量が少なく1品しか買えず、しかも高い・・・踏んだり蹴ったりである。

このような状況下で農水省はなぜ備蓄米を放出しないのか?…これについても農水省は訳の判らない説明しかできていない。…というか、説明にもなってない。やましいので説明ができないからである。

本当の理由を数量政策学者の高橋洋一氏が明かしている。

農水省が備蓄米を放出しない理由:米の価格を釣り上げたいから。だから故意に放出しないのである。

↑これが答えだ。

ところがマスコミなどでは農水省が米価高騰の真犯人であることを隠蔽する為に、「震災の話があって、それに高齢者等がパニックのようになって米を買い占めたから」などという全く意味不明な説明にもならない説明をしているが、真実は上記のとおりであり、全然違うのだ。

農水省や流通業者はこうした事態の時に必ず持ち出す言葉がある。

作況指数

である。作況指数は「平年並みですよ」と彼らは言うのだが、これに国民・消費者は騙されるのだ。下図を参照されたい。

水稲作付面積と10aあたり平均収量]

(サムネイルをクリックすると大きな図が表示されます)

上図の赤い線が作況指数である。(単位面積あたりの出来高農水省は「作況指数は例年並ですよ」と言う。実は市場に出てくる米で重要なのは「作付面積がどれだけあるか」、である。なので、平均収量と作付面積を掛け算すると、それが市場に出てくる供給量となるのだ。青い線は作付面積であり、かつての三分の一くらいになっている。なお、この面積は今でも毎年少なくしているのが実態だ。

この「作付面積を下げているのはなぜか?」

その理由は、

農水省が高価格を維持したいから」

…これだけである。

作付面積を下げている事については、昔は「減反」で下げていた。「最近は減反は止めました」農水省は言うのだが、実は「水田を他に転用するとお金を出します」ということで、実質的に今でも「減反」は継続中である。これが事実だ。だから農水省の「減反は止めた」は真っ赤な嘘である。

作況指数(平均収量)は平年並みでも。作付面積は下がっているから、ほんのちょっとのことですぐに「米不足」になるのである。これは農水省の政策としてやっているので「米不足になるのは織り込み済み」なのだ。・・・だから、「備蓄米は出さない」のである。備蓄米を出してしまうと、農水省の思惑通りいかなくなって価格が下がってしまうから、である。そうなれば農協など、困る人が出てくるのだ。

価格は需要と供給の関係で決まるものだが、供給を絞っているので需要が少しでも伸びると価格が凄く上がってしまう・・・こういう仕組みなのである。農水省はこの真実を絶対に言わないのだ。

そして、こうした仕組みで価格が上がると、その差分は農家に還元される訳ではなく、全部中間業者が持っていってしまうのであり、最終的に中間業者と農水省だけが儲けて得をする…そういうカラクリなのである。

 

真実はいつも一つ・・・こういうことなのである。

 

 

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