乃木坂46の冠番組である「乃木坂工事中」では2週(2026/3/8、2026/3/15)に渡って、メンバー自慢の「ご飯のお供」を出し合って、「ご飯を美味しく食べる」という企画を遂行中だ。
メンバー各々が推奨する「ご飯のお供」、つまり「おかず」を出し合って「あれがいい」「これがいい」と批評するような内容であるが、時期が時期であるだけに何か不自然な企画に感じるのは筆者だけではないだろう。
なにしろ、「ご飯のお供」と言いながら、実際には↓

「NO RICE, NO LIFE」つまり「お米がなければ生きられない」、とつまらないコピーを宣うほど
「お米を食べてほしい」
というのが本当のテーマでありアピールポイントであることが判るからだ。
現在の米価高騰で米が売れず在庫積み上がり…な状況を鑑みれば、この番組の趣旨が『庶民に対して「米を買え」と勧奨している』のであろうことは誰でも推察できる。
言うまでもなく、昨年来、米価の激しい値上がりによって5kgあたり2,000円前後だった価格が現在は4,000円~6,000円に跳ね上がっているのである。基地害沙汰だ。この高値を主導しているのは中間業者であり、中心に居るのはJA(農協)である。
ただでさえ生活費に苦労している一般庶民にこの価格は「無理」というものである。だから売れない。中間業者・販売業者の倉庫には今も米袋が積み上がっており、それが売れる見込みは立っていない。
しかも、政府・農水省は価格について市場任せにしており、日本人の主食を日本人が食べられない苦境について何とかしようとする気もないのだ。これについては下記の記事にも既に書いている。↓
2025年に収穫された新米も売れないまま今年には古米となってしまう。JAは未だに高値のまま売り切りたい、という望みを捨てていないようである。だが、一般庶民が変えるレベルの価格ではなくなってしまった以上、在庫を売り切ることは絶対に不可能である、と断言してもいいほどの惨状である。
今回の米価高騰問題だが、結局「誰得?」と言えば、JAをはじめとする中間業者だけである。彼らの分不相応な利益(暴利)のために庶民が犠牲になる必要はない。そう考えた一般庶民は今、主食をお米からパンや麺類に移行させており、その傾向は時間を追う毎に広がっている。
追い詰められたJAなど中間業者が打ったキャンペーン手段のひとつ…なのだろう、冒頭に記したアイドル番組まで利用して、やや強引な形で「お米を食べよう」という趣旨の企画を2週に渡って放送するのは、現在の状況を鑑みると裏に米業界との関連があることを想起させるに充分なものだ。
実際にその通りで、乃木坂46はJAグループの米消費に関するキャンペーンに起用されている。それは一期生の松村沙友理さんが在籍していた時代からJAグループとの関係は始まっている。今に始まったことではないのだ。JAが「乃木坂の番組で米消費の推進を勧奨してくれ」と依頼したとしても何らの不思議はない。
JAにしろ政府・農水省にしろ、彼らがやるべきことは、
「庶民にお米を高値で買わせること」
ではない。必要なのは
「主食であるお米の価格を高騰前の水準まで下げること」
である。そうして誰でもお米が買える状態に戻すことだ。
JAや中間業者の強欲に対して一般庶民は既に怒りの段階を通り越して「呆れ」「諦め」の境地に達している。JA達が今の事態に対して根本的な改善をしない限り、日本人はお米から離れてゆくだけ…なのである。
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